仕事でティルトしない訓練をWorld of Warshipsで欠かさずやっている話

こんにちは山本です。私はWorld of Warships(WoWS)という「船ゲー」をライフワークとして嗜んでいます。趣味ではありません。ゲーム、特に対人戦からは多くのことを学ぶことができます。それを日々の仕事に還元する、なんと素晴らしいことでしょうか。

ティルトというのは「感情に支配されて冷静な判断ができなくなっている状態」です。ゲームにおいても仕事においても私の課題となっている部分です。ティルトの引き金になるのは

  • 自分自身へのイラつき(思ったとおり/計画したとおりにうまくプレイできない)
  • 味方へのイラつき(自分の理想通りに味方が動いてくれない、味方が下手くそだと"誤解する")
  • 敵へのイラつき(エモート/チャット煽り、巧みなプレイ)


だいたいこんなパターンです。もしゲーム中にティルトを抑制し、ゲーム後に冷静に振り返る(下記)ことができれば、自然と勝率は伸びます。

例えば、負けた試合であなたはこう考えます。

「味方が悪かったのさ!!!」

この場合、あなたは外的要因に帰属しています。

では逆に、「負けたのは、あの時の自分の行動が悪かったのも原因の一つかな~」と考える場合、あなたは内的要因に帰属しています。

結論から言うと、内的要因に帰属するプレイヤーの勝率は上がります。

なぜなら、内的要因である自分の行動は改善することができますが、他者の行動による外的要因を変えることは困難だからです。

内的要因に帰属すれば、負けた試合でも、「今の試合は自分のここが悪かったなー。次はこうしよう」というふうに考えることができます。

しかし、外的要因に帰属する場合、「今の試合は味方が悪くて負けた!次はもっといい味方引けたらいいな~」というふうに考えます。この場合、外的要因は完全に味方運なので、あなたの実力が上がることには繋がりません。

勝てないプレイヤーの負けた時の言い訳が多いのは外的要因に帰属することが多く、外的要因に対してコントロールを持たないのであなたの実力はずっと平行線です。

 練習する前に考えてみよう!外的・内的要因とは – 心理学で勝つリーグ・オブ・レジェンド


こういう考え方、行動は間違いなく仕事のクオリティも高めてくれる、私はそう信じています。

前置きが長くなりましたが、ここからはひたすらWoWSの話。ティルトせず逆転勝利した試合です。20分間のゲームですが振り返りつつ感想戦をしよう。


使用した船

アレクサンドル・ネフスキー / ソ連重巡洋艦(軽巡)

名手芋芋スナイパー戦艦がはびこる現環境においては、最強の巡洋艦。
AP弾を回避盾しつつひたすらHE弾でペチペチするのがこの船の仕事です。

  • 低DPM(軽巡洋艦にしては)
  • 長射程
  • 良弾道、良集弾
  • 腹を晒したら破壊的一撃、晒さなくてもかすっただけで致命傷

感想戦

初動、クロスを組むため最外周(西)へ向かいます。味方戦艦が中央に寄るようなムーブを見せたため。
WoWSでは「味方に合わせて自分の最適な動きが決まる」深い
※ネフスキーくんは外周行っても強くありません。側面取ってAPぶち込む船じゃないからね、仕方ない

17:31時点

概ね敵戦艦の配置が見えたので射撃開始。敵も1箇所に固まりすぎだよなぁ?
ネフスキーくんは1発体にかすめただけで致命傷
敵戦艦の砲塔がこっちを見てないことをちゃんと確認してから発砲しよう

15:13時点

味方ヒンデン沈む
WoWSのランダム戦では精神統一が最も大切、自分の仕事を淡々とこなすのみ

12:56時点

味方島風、斬新な外周直進ムーブ(BOTかな?)
さらに空母艦載機が迫る、なんだこれは
さすがに島風についていくのは、蛮勇、自殺行為なので引き返す
味方戦艦がEラインまで前進していれば話は別だが。
空母もいるし劣勢だし、味方の芋る判断は正解かも。

空母の一撃で8,000持っていかれる図

空母、痛いです(泣

10:39時点

味方大和も倒れ、戦況は不利。昔の私ならここでティルトしていた
西側にいても撃てる敵がいない & 東側から敵が上がってきそうなので陣地替え
ついでに煙幕にこもってた春雲をレーダーで炙って撃破
レーダー艦艇がいるのに、そんなムーブが許されると思っているのか?

08:00時点

東側の援護。勝ってるチームあるある「慢心」が発動
敵が雑に上がってきた & 味方の引き撃ちがうまく刺さっている
状況は相変わらず劣勢だが「ワンチャンス」見えてくる

06:13

残り6分でついにスコアが並ぶ

味方のラインが綺麗

WoWSは別名「ライン構築ゲーム」です
見てわかるように味方艦艇が敵を覆うようにライン構築できています
この場合、味方が有利です。一方、敵のコンカラー、プエルトリコは
完全にライン外に居て、戦力になっていません。

00:29時点

そのままラインを保ち続けて逆転勝利
とくに中盤~終盤は「自分でラインを作りに行く」意識がよい
結果的にクロスファイアにつながるしヘイトも分散できる

結論

0-3になってもティルトせず最後まで自分の仕事をすること
それが勝利へとつながる