フルリモートでジョインする人が最短でオンボーディングするには

3/1にフルリモートのSREとしてジョインした川岡です。
オンボーディングを最短にしていかに早く課題にコミットしたのか、自分のふりかえりをもとにまとめました。これからフルリモートで入社する方の参考になれば幸いです。

なぜ人は働くのか

本題に入る前に、人はなぜ働くのでしょうか。

理由は、人間は高度に社会的な動物なので、社会で生きるには誰かにとっての価値を創出することが必要だからだと思います。
古くは、生きるための食料が大きな価値を持ち、社会がネットワークで拡がると物々交換により価値が取引され、いつしかお金が価値の共通の尺度になりました。
時代は変わっても生きるために価値を創出することは変わらず、これが働くということだとわたしは思っています。

お金は誰かにとっての価値の対価として得られるものなので、「お金を稼ぐために働く」という理由はわたしにとっては少し弱いのです。

よって、リモートワークだろうがオフィスワークだろうが価値を出すためにオンボーディングはできるだけ短くし、課題にいち早くコミットすることが重要です。(価値という単語が7回も出てきた)

最短でオンボーディングするには

ここから本題です。わたしが具体的に何を意識して行動したのかを書きます。

入社前にやること

ミッションステートメントを知る

ワークするには行動が必要で、その行動指針は企業が大事にしている理念を基底にするのが理想のはず。
Vision、Mission、Value、会社情報、ブログ、経営陣のnoteなどからそのエッセンスを得ようとしました。そしてコミューンのエンジニアには何より守るべき指針CTOのポエムがあります。
tech.commmune.jp

求められている役割を明文化する

役割を自覚するとジョイン後すぐに動きだせるので、期待されていること、やるべきことの解像度をあげようとしました。
募集要項を再度読み直したり、入社前にチームメンバーにやるべきことを教えてもらうことができました。
また、このとき明文化した役割はそのまま入社挨拶で表明できるのでおすすめです。

前提知識をインプットする

こちらもジョイン後すぐに動き出したかったので、課題を解決するための前提知識をクリアにしようとしました。
わたしの場合はGCPを触ったことがなかったので事前にドキュメントを読んだり、チュートリアルをやりました。

入社後にやること

ビジネスを知る

近視眼的にタスクをこなすだけだといまやっていることが何につながっているのが見えづらくなりモチベーションが低下するタイプなので、中長期的な意識を持つことが必要でした。

クライアントの情報、提案資料、クライアントとカスタマーサクセスチームの議事録などから、自社のビジネスを理解します。このクライアントさんはプロダクトをこう使っている、コミュニティの活性度、現在の課題などをざっくりと抑えておきます。

とにかく課題解決に着手する

小さい課題からでも良いのでとにかく早く着手しました。必要なインプットは最小限とし、まずは課題解決に着手することが大事です。なぜなら企業があなたに期待していることだからです。

ワークを見える化する

リモートワークでよく言われるのが「メンバーが何をしているかわからない」です。ジョイン直後のメンバーはなおさら、この人はどういう仕事の仕方をするのかメンバーはわからないはずなので、自分から開示することが大事です。

前職で身につけた習慣なのですが、わたしは以下のことをしています。

  • Googleカレンダーへ1週間分の予定を入力する
  • 各予定にはinput/outputを入力しその時間帯の成果を見える化する
  • 週の最後に翌週の予定をカレンダーへ入力し共有する

いつ何をすべきなのか、自分も把握できるので大変おすすめです。

すべてを同時並行で進める

オンボーディング待ったなしなので、先に挙げたことをひとつずつやるのではなく同時にやるのが良いです。
わたしもまだ同時並行中です。完全なオンボーディングには2ヶ月くらいはかかりそうです。

こうしてふりかえってみるとあたり前のことをやるだけだなと思いましたが、フルリモートでのオンボーディングに不安に感じている人はぜひ試してみてください。

さいごに

非線形に成長するコミューン、それを支える人がまだまだ足りません!

このブログを見るとコミューンでは自走オンボーディング必須のように思われるかもしれませんが、そう思わせてしまったらすみません。これはわたしの自己満足です!
SREチームのオンボーディングプログラムはしっかりと準備しますのでご応募お待ちしております!

commmune-careers.studio.site