バリバリのエンジニアだった私がコミューンに転職してマネージャーを目指す理由

はじめに

はじめまして。コミューンでマネージャー見習いをしているまつむらと申します。

2022 年 4 月にエンジニアとしてコミューンに転職しました。
現在スクラムマスターを通じてマネージャー見習いをさせていただくことになっています。

マネージャーを目指すことになったきっかけと、コミューンに入社した理由についてお話させていただければと思います。

マネージャーを目指すきっかけ

私のエンジニア人生は、大学生時代の数十人規模のスタートアップでのインターンから始まりました。
その後新卒で数千人規模のメガベンチャーに入社、数十人規模のスタートアップに転職、と、通算すると 10 年近くずっと現場でエンジニアをしていました。

さて、私には会社経営をしている親戚がいるのですが、ある日こんなことを言われました。

いい年してリーダー経験・マネージャー経験がなければ、その時点で不採用決定

私もこの話を聞いた時にまず「エンジニア業界ではその限りではない」という考えになりました。
エンジニア業界では、ずっと現場で第一線を走り続けるということもあり得るでしょう。
実際彼はエンジニア職ではないですし、システム会社の経営者でもありません。
しかし一方で、このような考えの経営者の会社に行けなくなる(行くべきかどうかはともかく)という意味で、 キャリアの幅を狭めることになる、という見方もできます。
そのため、マネージャーを目指すことを視野に入れて、自分のキャリアについて見直してみようと考え始めました。

キャリアについて考えてみた

一人でのシステム作りの限界

話を聞いた当時勤めていた前職(数十人程度のスタートアップ)では、エンジニアが数人という環境でした。
その中でほぼ一人でシステムを作ることも多くあり、それはそれで非常にチャレンジングな経験でした。

ただ同時に、一人でのシステム作りに限界があることを感じ始めてきました。
単純に一人が手を動かせる分量では中規模のシステムは作れても、 大規模なシステムを作り上げるのは非常に困難である、と気付いたからです。

自分がプレイヤーとして取り残される懸念

既に 10 年近くエンジニアをしているわけですが、単純に 10 年前の自分と比較すると、技術の吸収力ではどうしても劣ってしまうだろうということも考えました。
この業界では技術は日進月歩で進化していきます。
例えば React でいうと React18 になって並行レンダリングなどの新機能が出てきて界隈がアツくなっています。
しかしここ数年間、私が得意とする技術は代わり映えせず、React なら 16 で登場した hook を使うのがせいぜいという感じになっています。
俗に「プログラマ 35 歳定年説」などと言われることもあり、これから出てくる若いメンバーに技術で勝てなくなっていくことを意識し始めました。

リーダー経験を得られていない現状

新卒で入った数千人規模のメガベンチャーにいた頃のことを思い返したところ、 自分と同じくらいの経験年数ともなると、チームリーダーを経験している人は多かった印象です。
一方で前職での私は「社内の僅かなエンジニアの内の一名」でしかなく、リーダーをやろうにもチームすらありませんでした。

このまま現場でエンジニアを続けていいのか?

以上 3 点を踏まえて、 「このまま現場でエンジニアを続けていいのか?」
「リーダー・マネージャーの経験を積んでおいた方が、今後のキャリアとしては有利なのでは?」
といったことを考えるようになりました。

しかし時間が経ってもエンジニアが数人という前職の状況は変わらず、職位としてリーダー経験を積める見込みはありませんでした。
この状況を打開するため転職活動を開始し、コミューンという会社に出会うことになりました。

なぜコミューンなのか

マネージャーを目指すにあたり会社の規模感がちょうどよかった

2022 年 4 月 の入社時点で社員数が 100 名前後でした。加えて今後も拡大し続けるということを聞いていました。
100 名を超えるとなると、リーダー・マネージャーといった中間管理が必要になる規模感です。
また今後の拡大に伴い、そのポジションは増え続けると期待され、すなわち自分がその椅子にありつける可能性が高そうだと感じました。

逆に数千人規模まで大きくなったの会社においては、マネージャーの仕事が社内政治になりがちだというのも経験済みだったりします。
ゆえに、100 名を超えたあたりの社員数がちょうどいいと感じました。

社員のキャリア育成に対する考え方

個人にとって会社は 「キャリア実現のビークル」 という考えがコミューン内にあります。
会社は事業を進めるために社員の力を利用しますが、逆に社員も自らのキャリアアップのために会社を利用できる、ということです。
自分がスキルアップの事業を実現を両輪として、会社と社員が Win-Win になれる関係性を非常に魅力的に感じました。

またコミューンのキャリアアパスには「マネージャー」と「エキスパート」が別々に用意されています。
こういったキャリアパスを用意している会社は今どき珍しくなく、コミューンが特別というわけではないですが、
新たなフィールドにチャレンジするにあたり、プラン B が用意できるというのは安心感に繋がります。
実際に、「エンジニアからスクラムマスター」「マネージャーからプロダクトエンジニア」といったキャリアパスの変更の事例もあり、 名ばかりの制度ではなく、柔軟にキャリア実現の場を会社が提供するという文化が根付いているのだと強く感じました。

事業やバリューへの共感

コミューンの事業内容にカスタマーサクセスのためのコミュニティ運営の場の提供があります。
これからのビジネスにおいて、カスタマーサクセスやコミュニティの考えは非常に重要になっており、その経験は今後他の業種に行ったとしても通用すると考えました。

またコミューンのバリューの一つに 「超本質主義」 というものがあります。
これは「なぜやるのか」の本質を見極め、それに沿って行動することを是としており、 言い換えると本質的でない部分(何かをするために根回しするなど)を排除するという文化だと解釈しました。
エンジニアという人種には非常にマッチする考え方だと思いますし、実際私も強く共感できるものです。

実際にコミューンに入社してみて

執筆現在(入社 5 ヶ月経過)、実際に入社して感じたことです。

キャリアの視点から

2022 年 8 月現在、在籍しているエンジニアは 20 名程度です。
人数の規模感的には入社前のイメージとのギャップはあまりありませんでした。
若いエンジニアも多く、一定以上できるエンジニアであればチャンスを掴める機会は多いかもしれません。

また入社当初は完全にプレイヤーとして業務を行っていましたが、その時のリーダー・マネージャーは非常に優秀な方だったと感じました。
メンバーを成長させ生産性を向上させるような仕組みが巧みに設計されていることに気付かされます。
また今はマネージャー見習いとして、これまでと全く違う仕事に取り組む必要があります。
そんな中、書籍の紹介から考え方のコーチングなど、様々な側面から手厚くサポートしていただけており、安心してチャレンジすることができそうです。

事業やバリューの視点から

事業的な観点として、コミュニティというものについて多くを学ばさせていただいています。
実際、これからの時代コミュニティが重要になってくるだろうということを強く感じるようになってきており、 知見を深めていくことができればと考えています。

バリューについては、毎日の仕事上の会話で単語自体を聞くことはあまり多くないと感じました。
口に出すことが全てではないですが、共通言語としてのバリューの浸透という意味では、改善の余地がありそうだなと思っています。

これからコミューンでやっていきたいこと

最初にも述べましたが、現在スクラムマスターを経てマネージャー見習いにチャレンジしています。
自らのスキルアップに加えて、バリューを浸透・体現していくことを意識していきたいです。

並行して、エンジニア技術力向上(平均レベルの底上げ)の施策も行おうと考えています。
今後エキスパートトラックに移行したくなる可能性もゼロではないこと、
また自らが技術者としての成長を止めないようにするためです。

まとめ

私は親戚の一言でキャリアについて考え直し、転職を決意するに至りました。
現在ご活躍されているエンジニアのみなさんにつきましては、 コミューンはキャリアアップに適した環境ではないかと思います。
以下のリンクにて、ご連絡をお待ちしております! commmune-careers.studio.site