エンジニアが最速でTOEIC800点達成するためにやったこと #TOEIC #勉強方法

はじめに

コミューンでQAをしています金丸です、少し前のことですが英語話者がエンジニアチームに加わり社内の英語コミュニケーションが活発になりました。

あまり英語でのコミュニケーション経験はない私ですが業務上で英語話者と話す機会が増えてきたため一念発起して英語の勉強に取り組みました。その結果、勉強開始して半年程でTOEIC800を取ることができました。

(補足) コミューンでは現在下記スライドの開発体制をとっており"Globalチーム"では会議やSlackの公用語が英語となっています。

今回はエンジニアの私が半年間という短い期間でTOEIC L&R 800点獲得するまでに実施したことを書いていきます。

TOEIC score

TOEIC概要

TOEIC L&Rはリスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストです。出題形式は毎回同じで、解答はすべて問題用紙とは別の解答用紙に記入します。テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。

www.iibc-global.org

TOEIC outline

TOEIC難易度

TOEIC L&Rは2016年に一度改正されています。改正により問題数の増加・難易度の変更・各セクションの目的変更が行われています。その中で、昨今のTOEIC公式問題集を一通り解いた私はTOEICの難易度について以下の感触を持っています。

(補足) TOEIC公式問題集はTOEIC側が出版している本番テスト形式の問題集です。TOEICの問題は問題形式に十分に慣れる必要があるため、できるだけ多くの時間をかけて公式の問題集を解くことを勧めます。複数の問題集をやるのであれば、公式問題集を解説なしで全問正解するほどやり込むのが効率的です。

www.iibc-global.org

リスニング

  • Part1/2は年々難しさが上がっている、特にPart2については細部の単語を聞き取る必要があり通常のリスニング勉強だと漏らすことが多い
  • Part3/4は易/難がテスト毎によって異なる
  • Part1/2が難しい場合はPart3/4が簡単なケースが多い、逆のパターンもある

リーディング

  • 読むべき文章量が年々増えている、特にPart7にて複数の異なった文章が出てくることが多い
  • Part5の難易度は変わらない、基本的な問題が多い
  • Part6はPart5と比べて難しい場合が多い
  • Part7は読むべき文章量が多い、問題によって難易度が大きく異なるのでどの問題に時間をかけるかが重要になる

どのパートを重点的に勉強するべきか

上記の感触によりどのパートを重点的に勉強するべきかが見えてきました。ここでの方針は 点を取るべきポイントで点を取る です。TOEICの点数計算方式は単純な加点方式ではないため少しでもイージーミスを減らすことが重要になります (実際の点数計算方式は非公開です)

online.ecc.co.jp

私は重点的に勉強するべきポイントは、以下だと考えています。

リスニング - Part3/4 -

リスニングはPart1/2が問題分と英語文章が短いためそちらを先にやりがちですがどちらのパートも難易度が難しいため簡単に点を取ることは難しいです。

特にPart2については2016年の改訂移行からリスニング力に加えて想像力(文章から先を想像する能力)が必須となってきています。

(補足) 試験開始で強制的にリスニングから始まりPart1/2が難しいため心が折られる可能性があります。それらを想定して「Part1/2は難しいもの」と予め心構えしておくと良いです。

対してPart3/4については聞き取る英文は長いですが問題文と英文が直結しているパターンが多いためリスニング力向上に伴って解ける問題が多くなってきます。

リーディング - Part5/7 -

リーディングについてはPart5とPart7を並行して勉強すると英語文章に対する免疫がついてきます。Part5については知識があれば回答できる問題が多いので数をこなすことが点数アップに繋がります。

Part7については前述した通り問題によって難易度が大きく異なります、これは文章量に関係なく短文でも難易度が高い問題・長文でも難易度が低い問題があります。そのため、こちらも数をこなすことでどの問題に時間をかけるべきかの感覚を養っていく必要があります。

点数帯と勉強方法

300-500点

300-500点を取るためには一般的な中学生・高校生英語レベルが必要になってきます。そのため上述したような公式問題集からやるのではなく文法や単語の基礎を学ぶことから始めると良いと思います。

自分の場合、幸いながら問題をやりながら英語文法を思い出していったので、ある程度の英語に対する知識がある方は必ずしも基礎参考書からやる必要はないと思います。

Part 5(文章問題)

Part5から最初に取り掛かる1つの理由はPart5は「知っていると解ける・知らないと解けない」知識重視の問題が多いからです。Part5以外の問題は知識に加えて慣れと経験が必要になってきますがPart5に至ってはそのようなものは必要なく純粋に知識勝負となってきます。

そのため、数時間の勉強のみで得点アップ(約50-80点up)に繋げることが可能となりTOEIC勉強に対するやる気も上がってくるので先ずはPart5から取り掛かるのがお勧めです。

Part 3/4(リスニング)

リスニングはPart3/4から始めたほうが良いです。その理由は「慣れればPart1/2より簡単」「習得するのに時間がかかる」からです。Part1/2に比べて聴く量が多いので嫌厭されがちですが難易度はPart1/2と比べてそこまで高くないです。

Part1/2は知らなければ解けない問題が多いですがPart3/4は比較的簡単な単語や文法が使われることが多いので先ずはPart 3/4から攻めるのがお勧めです。

長文のリスニングに最初に慣れておくと英語話者とコミュニケーションする時も臆さなくなります。

500-700点

500点以上取ってくるととある程度の単語を知っている・文法を知っている状態になります。ここで新たにPart1/2,Part6/7に手をつけることで一気に点数を伸ばすことができると思います。300-500点の勉強法を続けていくとこの時点では英語に対する免疫がだいぶついておりリスニングが短いと感じるのでTOEIC勉強のモチベーションが上がってきます。

Part 6/7(読解問題)

読解問題を繰り返すと文章をどのように読めば良いかの感覚が掴めてきます。特に、複数の文章問題では正解のための文章が複数に散らばることが多いので逃さないような文章の読み方が必要になってきます。この部分については練習をひたすら重ねる必要があります。問題集と解説を照らし合わせながら正解するために必要な知識と経験を蓄えていくと良いです。

Part 1/2(リスニング)

Part1の方がPart2と比べて簡単ですが覚えるべき量に対して問題数が少ない(6問)です。そのため、Part2に集中して時間が空いたらPart1に取り掛かると良いと思います。

Part2では、問題文に対する回答の選択肢が問題文に合わせた文章になっていない場合があります。

例を一つ挙げると「(問題文)今日ジェシーは会社にいる? → (正答) 私は今日は会社に出社してないです」といった問題があります。なので、問題文と回答の選択肢の意味を正しく理解して文章内の補完が必要になってきます。

700 - 900点

この状態になるとある程度のTOEICの問題を解くことができるようになっています。更なる得点アップのためにはより素早く解く、よりイージーミスをなくす、より高度な問題を解けるようになる必要があります。

ここでは今までの勉強の中で自分が苦手だと思う部分を集中的に復習することをお勧めします。

参考書

最後にお勧めする参考書を書いていきます。

リーディング対策

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9

[本番対策] 公式問題集は高得点のために必須教材だと思います。TOEICに頻出な単語や問題を学ぶことができます。

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

[単語対策] 単語対策、1000文字の単語が収録されてますが最初の400-600文字覚えるだけでも十分に高得点を狙えます(事実自分も最初の600文字程度ぐらいまでの知識で高得点が取れました)。とりあえず何買っていいか良いかわからない場合は1冊目に買って読み始めると良いと思います。

関正生のTOEIC L&Rテスト 読解 神速108問

[読解対策] 読解対策、解説が豊富なので何故その解答になったのかがわかりやすいです。また、文章読み進める中で、いつその答えに気づけば良いのが丁寧に記載されています。これは、時間がかかりやすい文章問題対策の為に非常に助かりました。

TOEIC L&R TEST パート5特急 420問ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ)

[文法対策] 文法はとにかく量をこなす必要があったので問題数が多く持ち運びがしやすい本が自分に合っていました

リスニング対策

www.abceed.com

https://www.path-to-success.net/abceed#i-2www.path-to-success.net

[リスニング対策] リスニングは量をこなして慣れる必要があるのでabceedアプリを活用しました。こちらは月額会員になるとリスニング問題を聴き放題なのでとても重宝しました、通勤時間などの合間時間にスマホ一つ問題を解くことができるのでとても便利でした。

また、abceed会員になると上記記載のリーディング参考書をアプリ上で使い放題になるのでスマホ画面で十分であればabceed会員になることをお勧めします。 (私は紙媒体が好きなので参考書はリスニング以外紙で購入しました)

TOEICを経て

TOEIC勉強を経て少し自信がついたため今では英語でコミュニケーションすることに抵抗はなくなりました。業務の中で勉強の中で学んだフレーズが出ると少しにやけてしまいます。当初はTOEIC勉強が業務に直結するかどうか不安でしたが今ではやって良かったと思っています。

この機会に皆さんもTOEICの勉強始めてみては如何でしょうか。

少しでもコミューンの開発に興味をもってくださった場合は、まず下記ページからカジュアル面談をお申込いただき、そこで会社の話や興味のある技術の話等ができれば思います。

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